みっちゃんの実家にご挨拶
交際してすぐにみっちゃんの実家が徒歩2分にあると、みっちゃんから聞きました。交際して2ヶ月が経った頃に実家に行こうと言われました。え、心の準備も無いし突然何を言ってるのよ、と言ったのですが思わず聞きました。
私「ご両親て、どんな人?」
夫「親父は学者で◯◯の研究をしてるんだ、母親は教師だったんだけど児童◯◯◯の研究してる、普通のおばさんだよ、でもどこに行くにも恥ずかしく無い人」な、な、な、なんじゃそりゃ。親を恥ずかしいとか恥ずかしく無いとか考えた事もなかったぞ。私はドキドキした。さてはて翌月。突如みっちゃん実家へ連れられて来た私。挨拶を終えると、緊張した私をあまり気にしないで犬と遊んでいるみっちゃん。向かいに座っている両親。私は何を話していいのかわからない。こんな時は天気の話が無難だよね?!
私「今日は気持ちのいい天気ですね」
母「そうね、とても気持ちがいいわ。コーヒー淹れますね、ミルクとお砂糖は?」
私「ありがとうございます、ミルクお願いします」
・・・・・
・・・・・
みっちゃんの両親は夫婦でも切磋琢磨しているのが分かった。ほとんどの会話にbutが入る。片田舎でyesばかりの、のんびりした家系で育った私は知らない世界線だった。多少の気まずさはあるけど、立派なご両親で嫌味なんてなくて、私を明るく迎えてくれた。
母「あなた達は?お式はどうするの?」
えっ、まだそこまでは・・・と思っていると
夫「まだ考えてないよ、あいちゃんを困らせないでくれよ」
父「そんな突然言われても困るよね、ごめんなさいね」
母「そんなつもりで言ってないわよ」
父「少し強い妻(母)だけど、何かあったらすぐ言ってくださいね、悪気はないから」
そんなぁ、なんて言えばいいんだ?
私「は、は、は、(^^;;」
なんて言ったものの、程なくして子1を授かり入籍をする。スピード婚だった。私は新卒で入社した会社を1年で寿退社する事となった。
⭐︎今思えば
結婚は分別のつかない内に勢いでしてしまうのも有りかもしれない。今私が独身だったとして結婚について考えると「しなくていい理由」が多くなる。そんな話を子1にすると、有名人も同じ事を言っていたとか。
みっちゃんの両親は学者だけどコミュ力が高い。(偏見です、ごめんなさい)近所付き合いもモンスター級で人望がある。
これが、後の私を苦しめる事になるとは・・・
続く→